ザイロリック(痛風)の効果
ザイロリックの有効成分であるアロプリノールはキサンチンオキシターゼと結合することで、痛風の原因となっている尿酸の生合成を阻害します。
これによって、血中尿酸値や尿中尿酸値を低下させて痛風の症状を改善へと導きます。
また、アロプリノールが代謝されてできるオキシプリノールは、尿酸を生合成する酵素のキサンチンオキシターゼの働きを抑制する作用があります。
ザイロリック(痛風)の服用方法
服用量
1日の服用量は200~300mgです。
1回で上記の量を服用するのではなく、2~3回に分けて水かぬるま湯で服用します。
服用量については、服用する人の年齢や症状によって増減する必要があります。
自身の適切な服用量に関しては、医師に相談した上で把握するようにしてください。
タイミング
ザイロリックの服用タイミングは食後となっています。
ザイロリック(痛風)の注意点
食事の影響の有無
食事の影響はありません。
ただし、服用のタイミングとして食後が指定されているため、服用する前には食事を取るようにしてください。
アルコールの影響の有無
アルコールの影響はありません。
併用時の注意点(禁止薬や併用注意点)
併用禁忌
ありません。
併用注意
ロイケリン、アザニン、イムラン |
(メルカプトプリン水和物、アザチオプリン)
副作用を強めるおそれがあります。 |
ジダノシン |
ジダノシンのCmax及びAUCが2倍に上昇したとの報告がある。 |
コホリン |
(ペントスタチン)
過敏性血管炎が発現したとの報告があります。 |
アレビアチン、ヒダントール |
(フェニトイン)
アレビアチン、ヒダントールの血中濃度が上昇し、嗜眠があらわれたという報告があります。 |
キサンチン系薬剤 |
レスピア、カフェイン、カフェイン水和物、ジプロフィリン、モノフィリン、テオドール、テオフィリン、テオロング、ユニコン、ユニフィル、チルミン、アプニション、アミノフィリン、キョーフィリン、ネオフィリン、ドラマミン
上記薬剤の血中濃度が上昇します。 |
クロルプロパミド |
クロルプロパミドの作用を強めるおそれがあります。 |
エンドキサン |
(シクロホスファミド水和物)
骨髄抑制の副作用があらわれたという報告があります。 |
ヒドロクロロチアジド |
(ヒドロクロロチアジド)
悪寒、全身性の皮疹などが発現したとの報告があります。 |
ビクシリン |
(アンピシリン)
発疹の発現が増える恐れがあります。 |
パピロック、サンディミュン、ネオーラル、シクロスポリン |
(シクロスポリン)
上記薬剤の血中濃度が高まり、腎機能低下があらわれたという報告があります。 |
アラセナ、ビダラビン |
(ビダラビン)
上記薬剤の作用を強めて、幻覚などの症状があらわれるおそれがあります。 |
ワルファリンK、ワーファリン |
(クマリン系抗凝固薬)
上記薬剤の作用を強めるおそれがあります。 |
カプトプリル |
(カプトプリル)
スティーブンス・ジョンソン症候群、関節痛が発現したとの報告があります。 |
服用できない方
副作用
重篤な副作用
スティーブンス・ジョンソン症候群、中毒性表皮壊死融解症、剥脱性皮膚炎、過敏症血管炎、薬剤性過敏症症候群、ショック、アナフィラキシー、再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、間質性肺炎、横紋筋融解症、無菌性髄膜炎
その他の副作用
過敏症 |
発疹、そう痒、関節痛 | |
血液 |
貧血、白血球減少、紫斑、好酸球増多、リンパ節症 | |
腎臓 |
腎機能異常 | |
消化器 |
食欲不振、胃部不快感、軟便、下痢、口内炎 | |
全身症状 |
全身倦怠感、浮腫、脱力感 | |
その他 |
脱毛、CK上昇、味覚障害、女性化乳房、末梢神経障害 |
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保管方法
・誤飲を避けるため、子供の手が届かない場所で保管してください。
・直射日光や高温多湿を避けた場所で保管してください。
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