クリンダマイシン(ダラシン)の効果
有効成分であるクリンダマイシンが細菌に働きかけ、タンパク質合成を阻害します。
タンパク質合成が阻害されることによって、細菌は増殖することができなくなり次第に数が減少していきます。
この作用によって、さまざまな症状を改善へと導きます。
クリンダマイシン(ダラシン)の服用方法
服用量
1回あたり1~2錠を水かぬるま湯で服用します。
1回目の服用が
1錠の場合:6時間ごとに1錠ずつ
2錠の場合:8時間ごとに2錠ずつ
このように、1日数回服用します。
1回目の服用量や服用を継続する回数については、服用する方の症状や年齢、体重などによって増減する必要があります。
そのため、自分に合った適切な服用量を把握するには、専門医に相談するようにしてください。
タイミング
服用のタイミングに関しての指定はありません。
基本的に、1回目の服用後は数時間おきに服用が必要となるため、クリンダマイシンは自宅だけでなく持ち運びできるようにしておく必要がある場合もあります。
クリンダマイシン(ダラシン)の注意点
アルコールの影響の有無
アルコールの影響はありません。
併用時の注意点(禁止薬や併用注意点)
併用禁忌
エリスロマイシン、エリスロシン |
(エリスロマイシン)
上記薬剤との併用で、クリンダマイシンの効果があらわれなくなると考えられています。 |
併用注意
ベクロニウム、エスラックス、ロクロニウム臭化物、ボトックスビスタ、ボトックス、ナーブロック、スキサメトニウム、レラキシン |
(末梢性筋弛緩剤)
上記薬剤との併用で、筋弛緩作用が強まるおそれがあります。 |
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服用できない方
- ・クリンダマイシンやリンコマイシン系抗生物質に対して、アレルギーの既往歴のある方
副作用
重篤な副作用
ショック、アナフィラキシー、偽膜性大腸炎、中毒性表皮壊死症、スティーブンス・ジョンソン症候群、急性汎発性発疹性膿疱症、剥脱性皮膚炎、薬剤性過敏症症候群、無顆粒球症、間質性肺炎、PIE症候群、汎血球減少、血小板減少、肝機能障害、黄疸、急性腎障害
その他の副作用
過敏症 |
そう痒、発疹、浮腫 | |
腎臓 |
クレアチニン、BUN、NPNの上昇、窒素血症、乏尿、蛋白尿 | |
血液 |
白血球減少、顆粒球減少、血小板減少、好酸球増多 | |
菌好対照 |
口内炎、カンジダ症 | |
肝臓 |
黄疸、Al-P、AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇 | |
神経系 |
耳鳴、めまい | |
消化器 |
食道炎、食道潰瘍、下痢、軟便、食欲不振、悪心、嘔吐、腹痛、舌炎 | |
その他 |
発熱、頭痛、倦怠感、腟炎、小水疱性皮膚炎、多発性関節炎、苦味 |
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保管方法
・高温多湿ではなく、直射日光が当たらない場所で保管してください。
・子供が誤飲するのを避けるため、手の届かない高所で保管してください。
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