フォーゼスト(シアリス)の効果
フォーゼストの有効成分であるタダラフィルはEDの原因となる酵素に対して働きかけます。
健康な男性の場合、性的な刺激などで勃起をうながす物質cGMPと射精後に勃起をおさめる酵素のPDE-5の量はバランスがとれていますが、病気やストレスなどが原因でこのバランスが崩れ勃起をおさめる酵素のPDE-5が多くなると、性的な刺激を受けても勃起しづらくなったり、勃起しても勃起がおさまり中折れしてしまいます。
タダラフィルはこのPDE-5の働きを邪魔することで、cGMPの量を増やし正常な勃起や維持を実現します。
フォーゼスト(シアリス)の服用方法
服用量
1回1錠を水かぬるま湯で服用します。
初めて服用する場合は、ピルカッターなどで分割し10mgを1回分として服用し、効果が発現するまでの時間、効果や副作用の有無などを確かめるようにするとより安心してお使いいただけます。
1日の上限服用量は1回までとなっており、1錠服用する場合でもピルカッターで分割した半錠を服用する場合でも1回となります。
1回服用した後は、24時間以上の時間を空けて服用するようにしてください。
タイミング
フォーゼストの最適な服用タイミングは、性行為の1~3時間前となっています。
効果発現までの時間には個人差があるため、3時間以上前もって服用しておくことも可能です。
フォーゼスト(シアリス)の注意点
食事の影響の有無
タダラフィルは食事の影響を受けません
そのため、食事について気にする必要なく服用して頂けます
アルコールの影響の有無
アルコールが影響を及ぼすことはありません。
しかし、臨床試験の結果では、過度な飲酒を行った人が眩暈やふらつきがあったという報告があるため過度な飲酒は避けておくと良いでしょう。
併用時の注意点(禁止薬や併用注意点)
併用禁忌
sGC刺激剤 |
アデムパス
併用で血圧の過度な低下を起こす可能性があるため。 |
硝酸剤及びNO供与剤 |
アイトロール、イソコロナール、シグマート、ニコランジル、ニトロール、ニトログリセリン、ニトロダーム、ニトロペン、バソレーター、フランドル、ミオコール、ミニトロ、ミリス、ミリスロール、メディトランス、亜硝酸アミル、一硝酸イソソルビド、硝酸イソソルビド
タダラフィルと同様に血管拡張作用があるため、過度な降圧作用が働く可能性があるため。 |
併用注意
CYP3A4阻害剤 |
アナストロゾール、アプレピタント、アリミデックス、イトラコナゾール、イトリゾール、イメンド、エクリラ、エリスロシン、エリスロマイシン、エンペシド、オラデオ、オラビ、カイロック、カソデックス、カレトラ、クラリシッド、クラリス、クラリスロマイシン、クロトリマゾール、ケトコナゾール、ザーコリ、ザンタック、サンディミュン、シクロスポリン、ジフルカン、シメチジン、ジョサマイ、ジョサマイシン、タオン、タガメット、ダクルインザ、ダフクリア、ディアコミット、テネリア、デプロメール、ニゾラール、ネイリン、ネオーラル、ノウリアスト、ノービア、ノクサフィル、ノフロ、ノルフロキサシン、パーロデル、バクシダール、パドパリン、パピロック、ビカルタミド、ブイフェンド、プリジスタ、ブリリンタ、フルコナゾール、フルボキサミンマレイン酸塩、プレバイミス、プロイメンド、プロジフ、プロセキソール、ブロモクリプチン、ブロモクリプチンメシル酸塩、フロリード、ボノサップ、ホメピゾール、ボリコナゾール、マインベース、マリオットン、ミコナゾール硝酸塩、ラニチジン、ラパリムス、ラベキュア、ルコナック、ルボックス、ルリコン、レイアタッツ、レクシヴァ、ロズリートレク
タダラフィルの代謝を阻害する効果があり、副作用のリスクが高まる恐れがあるため。 |
α遮断薬 |
アーチスト、アロチノロール塩酸塩、イフェンプロジル酒石酸塩、ウインタミン、エブランチル、オーラップ、オランザピン、カルデナリン、カルベジロール、クエチアピン、クロザリル、クロルプロマジン塩酸塩、コントミン、サアミオン、シクレスト、ジプレキサ、シロドシン、セチプチリンマレイン酸塩、セロクエル、セロクラール、タムスロシン塩酸塩、テシプール、デタントール、テトラミド、ドキサゾシン、トランデート、ナフトピジル、ニセルゴリン、ハイトラシン、バソメット、ハルナール、パルナック、ビプレッソ、ヒルナミン、フリバス、ミニプレス、ミルタザピン、ユリーフ、ラベタロール塩酸塩、リスパダール、リスパダールコンスタ、リスペリドン、リフレックス、レギチーン、レボトミン、レボメプロマジン、レメロン、ローガン
失神などを伴う血圧の低下があったという報告があるため。 |
カルペリチド |
ハンプ
血管拡張作用の効果が重複し、降圧作用が増強されるおそれがあるため。
|
---|
降圧剤 |
アムロジピン、アムロジン、エナラート、エナラプリル、エナラプリルマレイン酸塩、カンデサルタン、セリース、セロケン、ノルバスク、ブロプレス、メトプロロール酒石酸塩、レニベース、ロプレソール
降圧剤との併用によって、血圧が下がる効果が強くなるおそれがあるため。 |
CYP3A4誘導剤 |
D・E・X、アーリーダ、アクトス、アストモリジン、アフタゾロン、アプレピタント、アメナリーフ、アレビアチン、イソミタール、イメンド、インテレンス、エリザス、オイラゾン、オルガドロン、カルバマゼピン、サンテゾーン、ジャドニュ、ストックリン、スンベプラ、ゼルボラフ、ソルコート、タフィンラー、タルグレチン、テイカゾン、デカドロン、デキサート、デキサメサゾン、デキサメタゾン、デキサメタゾンプロピオン酸エステル、テグレトール、デフェラシロクス、トラクリア、トランコロン、ノーベルバール、ノーモサング、ピオグリタゾン、ビジュアリン、ヒダントール、フェノバール、フェノバルビタール、プロイメンド、プロメタゾン、ボアラ、ホストイン、ボセンタン、ミコブティン、メサデルム、メサペイン、モディオダール、リファジン、リファンピシン、リフキシマ、リメタゾン、ルピアール、レナデックス、ワコビタール
タダラフィルの代謝が強くなり、十分なED改善効果に期待できなくなる恐れがあるため。 |
HIVプロテアーゼ阻害剤 |
カレトラ、ノービア、プリジスタ、レイアタッツ、レクシヴァ
タダラフィルとの併用によって、タダラフィルの代謝が低下し副作用のリスクが高まる恐れがあるため。 |
服用できない方
- ・タダラフィルに対し過敏症の既往歴のある方
- ・硝酸剤又は一酸化窒素(NO)供与剤を服用している方
- ・sGC刺激剤を服用している方
- ・心血管系障害によって性行為ができないと考えられる方
- ・不安定狭心症のある患者又は性交中に狭心症を発現したことのある方
- ・コントロール不良の不整脈、 低血圧(血圧<90/50mmHg)の方
- ・コントロール不良の高血圧(安静時血圧>170/100 mmHg)の方
- ・心筋梗塞の既往歴が最近3ヵ月以内にある方
- ・脳梗塞
- ・脳出血の既往歴が最近6ヵ月以内にある方
- ・重度の肝障害のある方
- ・網膜色素変性症患者の方
副作用
重篤な副作用
過敏症 |
発疹、蕁麻疹、スティーブンスジョンソン症候群、顔面浮腫などの症状があらわれることがあります。 |
その他の副作用
循環器 |
紅潮、動悸、ほてり、血管拡張、心拍数増加、胸痛、狭心症、高血圧、頻脈、低血圧、心筋梗塞、心臓突然死、湿疹、起立性低血圧 |
感覚器 |
眼の充血、目の異常感、霧視、視覚障害、眼痛、流涙、結膜充血、視野欠損、結膜炎、乾性角結膜炎、眼瞼腫脹、耳鳴、色覚変化、網膜静脈閉塞、非動脈炎性前部虚血性視神経症、網膜動脈閉塞、回転性眩暈 |
消化器 |
消化不良、下痢、口内乾燥、胃炎、嘔吐、腹痛、胃不快感、悪心、上腹部痛、腹部膨満、軟便、嚥下障害、胃刺激症状、便秘、食道炎 |
肝臓 |
肝機能異常、ALP上昇 |
筋骨格 |
背部痛、四肢痛、筋痛、関節痛、金痙攣、筋骨格痛、頸部痛、臀部痛、筋骨格硬直 |
精神・神経系 |
頭痛、睡眠障害、眩暈、錯感覚、不安、偏頭痛、傾眠、脳卒中、感覚鈍麻 |
泌尿・生殖器 |
排尿困難、持続勃起症、勃起の延長 |
呼吸器 |
鼻閉、鼻炎、副鼻腔うっ血、喀血、呼吸困難、鼻出血、咽頭炎 |
皮膚 |
紅斑、爪囲炎、多感、掻痒症 |
その他 |
疲労、疼痛、体重増加、熱感、末梢性浮腫、粘膜浮腫、口渇、無力症 |
保管方法
・高温多湿や直射日光を避けた場所で保管してください。
・誤飲防止のため、子供の手の届かない場所で保管してください。
他にもこのようなお悩みはありませんか?