セロフロ(アドエア)の効果
セロフロの有効成分である、フルチカゾンプロピオン酸エステルは合成副腎皮質ステロイドで
・喘息発作の抑制作用
・抗炎症作用
があります。
一方の、サルメテロールキシナホ酸塩はアデニル酸シクラーゼと呼ばれる酵素を活性化させます。
その結果、気管支の平滑筋を弛緩させ広げる作用を持っています。
これらの成分の作用が相乗的に働く事によって、喘息発作や炎症を抑制しながら気管支の通りを良くすることで、喘息の症状を予防・緩和します。
セロフロ(アドエア)の服用方法
服用量
1日2回、1回あたり1つを使用します。
吸入の方法は
1. ロタキャップをロタヘラーのカプセル設置位置に挿入します。
2. ロタヘラーの底面を回し、ロタキャップを粉砕します。
3. 深く息を吐きます。
4. ロタヘラーの吸引口を加え、深くゆっくりと吸引しパウダーを吸い込みます。
5. 10秒ほど、息を止めます。
6. ロタヘラー内にロタキャップのドライパウダーが残っている場合は3番から5番をなくなるまで繰り返します。
セロフロは、喘息発作などが無い場合でも継続して使用することが重要です。
そうすることによって、気管を広げ喘息発作そのものを抑制し、喘息発作によるリスクを予防できます。
タイミング
使用する際は12時間の時間を空ける必要があるため、朝と夜に使用するのが一般的です。
そうすることで、適切に間隔をあけて1日2回の使用が可能になります。
セロフロ(アドエア)の注意点
アルコールの影響の有無
アルコールの影響はありません。
併用時の注意点(禁止薬や併用注意点)
併用禁忌
ありません。
併用注意
CYP3A4阻害剤 |
オラビ、フロリード、ミコナゾール硝酸塩、ザンタック、ラニチジン、ブリリンタ、ニゾラール、ケトコナゾール、エリスロマイシン、エリスロシン、ノフロ、ノルフロキサシン、バクシダール、マリオットン、ブイフェンド、ボリコナゾール、ノービア、ダクルインザ、カレトラ、プレバイミス、ザーコリ、ネイリン
副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様の症状があらわれる可能性があります。
また、QT延長を起こす可能性もあります。 |
カテコールアミン |
イソメニール、プロタノール、アスプール、ノルアドリナリン、ドブポン、ドブトレックス、ドブタミン、ドブタミン塩酸塩、エピペン、ボスミン、アドレナリン、アルドメット、メチルドパ、ピバレフリン、カルグート、デノパミン、デノパミール
不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがあります。 |
キサンチン誘導体、ステロイド剤、利尿剤 |
バイカロン、メフルシド、ラシックス、フロセミド、ヒドロクロロチアジド、フルイトラン、トリクロルメチアジド、ルプラック、トラセミド、ルネトロン、マンニットール、マンニット、ジギラノゲン、レダコート、マキュエイド、アフタシール、トリアムシノロンアセトニド、ワプロン、ケナコルト−A、オルテクサー、トリシノロン、ノギロン、アフタッチ、サンテゾーン、デキサメタゾン、アフタゾロン、デカドロン、レナデックス、デキサメサゾン、オイラゾン、オルガドロン、テイカゾン、ソルコート、デキサート、D・E・X、ビジュアリン、リメタゾン、メサデルム、デキサメタゾンプロピオン酸エステル、プロメタゾン、ボアラ、エリザス、コートリル、ハイドロコートン、ヒドロコルチゾンリン酸エステルNa、ソル・コーテフ、サクシゾン、ヒドロコルチゾンコハク酸エステルNa、ロコイド、パンデル、プレドニゾロン、プレドニン、プレドニゾロン酢酸エステル、プレドネマ、プレドニゾロンコハク酸エステルNa、リドメックス、スピラゾン、プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル、ユーメトン、リンデロン、ベタメタゾン、サンベタゾン、ベタメタゾンリン酸エステルNa、ベルベゾロン、リノロサール、ステロネマ、ベトネベート、デルモゾール、ノルコット、ベタメタゾン吉草酸エステル、ダイプロセル、ディーピーポロン、ヒズボット、ベタメタゾンジプロピオン酸エステル、アンテベート、サレックス、ベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル、パルミコート、ブデソニド、ゼンタコート、レクタブル、リノコート、アルロイヤー、タウナス、ナイスピー、ナナドラ、ベクロメタゾン、ベクロメタゾンプロピオン酸エステル、キュバール、サルコート、パラナイン、フルメトロン、オドメール、フルオロメトロン、フルコート、フルオシノロンアセトニド、トプシム、グリコベース、シマロン、フルオシノニド、メドロール、ソル・メドロール、ソル・メルコート、デポ・メドロール、キンダベート、クロベタゾン酪酸エステル、クロベタポロン、パルデス、アルメタ、アルクロメタゾンプロピオン酸エステル、タルメア、ビトラ、テクスメテン、ネリゾナ、ドレニゾン、ダイアコート、ジフロラゾン酢酸エステル、ビスダーム、アズマネックス、フルメタ、フランカルボン酸モメタゾン、モメタゾンフランカルボン酸エステル、ナゾネックス、モメタゾン、フルチカゾン、フルナーゼ、キリガミール、スカイロン、フルチカゾンプロピオン酸エステル、フロラーズ、プロピオン酸フルチカゾン、ミリカレット、フルタイド、アラミスト、アニュイティ、マイザー、ジフルプレドナート、スチブロン、コムクロ、デルモベート、クロベタゾールプロピオン酸エステル、グリジール、ソルベガ、デルスパート、マハディ、コートン、オルベスコ、フロリネフ、レスピア、無水カフェイン、カフェイン、カフェイン水和物、ジプロフィリン、モノフィリン、スロービッド、テオドール、テオフィリン、テオロング、ユニコン、ユニフィル、チルミン、テルバンス、アプニション、アミノフィリン、キョーフィリン、ネオフィリン、ドラマミン
低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがあります。 |
服用できない方
- ・有効な抗菌剤の存在しない感染症、深在性真菌症の方
- ・配合成分に対して過敏症の既往歴のある方
副作用
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー、重篤な血清カリウム値低下、肺炎
その他の副作用
過敏症 |
発疹、蕁麻疹、顔面浮腫、口腔咽頭浮腫 |
口腔並びに呼吸器 |
口腔及び呼吸器カンジダ症、嗄声、口腔及び咽喉刺激感(異和感、疼痛、不快感等)、感染症、味覚異常、むせ、咳、口内乾燥、気管支攣縮 |
循環器 |
心悸亢進、血圧上昇、不整脈(心房細動、上室性頻脈、期外収縮を含む)、脈拍増加 |
精神・神経系 |
頭痛、振戦、睡眠障害、不安、易刺激性、攻撃性 |
消化器 |
悪心、腹痛、食道カンジダ症 |
その他 |
筋痙攣、関節痛、浮腫、高血糖、鼻炎、胸痛、皮膚挫傷(皮下出血等) |
保管方法
・子供の手の届かない場所かつ、直射日光などが当たらない涼しい場所に保管してください。
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