APOゾピクロンの効果
有効成分であるゾピクロンが脳の興奮を鎮める作用があります。
この作用によって興奮が落ち着いて自然な眠りへと誘います。
短時間型の睡眠薬となっており、効果時間は長くても4時間程であるため不眠のなかでも入眠障害に対して高い効果をもっています。
APOゾピクロンの服用方法
服用量
1回1錠を水かぬるま湯で服用します。
1日の上限服用量は10mgとなっているため、基本的に2錠以上の服用は厳禁です。
過剰に服用しても効果が高まるといったことはなく、副作用のリスクが高くなってしまいます。
また、肝障害があるといったような場合には、ピルカッターなどで半錠にしたもので効果の強さを確認していくといった工夫が必要になります。
タイミング
就寝の1時間程前に服用することで、効果の発現時間と就寝時間が同じになるため最適な服用タイミングは就寝の1時間前となっています。
APOゾピクロンの注意点
アルコールの影響の有無
アルコールの中枢神経抑制作用とゾピクロンの中枢神経抑制作用が相互に働くため、効果が強まる恐れがあります。
併用時の注意点(禁止薬や併用注意点)
併用禁忌
ありません。
併用注意
飲酒 |
アルコール 飲酒時に、服用すると中枢神経の抑制作用が増強されるおそれがあります。 |
CYP3A4誘導薬 |
アクトス、ピオグリタゾン、ミコブティン、タルグレチン、フェノバルビタール、フェノバール、ルピアール、ワコビタール、ノーベルバール、アレビアチン、ヒダントール、イソミタール、トランコロン、ノーモサング、アメナリーフ、サンテゾーン、デキサメタゾン、アフタゾロン、デカドロン、レナデックス、デキサメサゾン、オイラゾン、オルガドロン、テイカゾン、ソルコート、デキサート、D・E・X、ビジュアリン、リメタゾン、メサデルム、デキサメタゾンプロピオン酸エステル、ボアラ、エリザス、イメンド、アプレピタント、プロイメンド、リフキシマ、トラクリア、ボセンタン、リファジン、リファンピシン、ストックリン、インテレンス、ゼルボラフ、タフィンラー、アーリーダ、ホストイン、テグレトール、カルバマゼピン、モディオダール、メサペイン、ジャドニュ、デフェラシロクス ゾピクロンの代謝が促進されることで、効果が弱まるおそれがあります。 |
筋弛緩薬、中枢神経抑制剤 |
ボトックスビスタ、ボトックス、ナーブロック、ベクロニウム、エスラックス、ロクロニウム臭化物、スキサメトニウム、レラキシン、クロルプロマジン塩酸塩、コントミン、ウインタミン、ヒルナミン、レボトミン、レボメプロマジン、フルデカシン、フルメジン、トリラホン、ピーゼットシー、ノバミン、ニューレプチル、ラボナール、ラボナ、イソミタール、アイオナール、イソゾール、チトゾール、フェノバルビタール、フェノバール、ルピアール、ワコビタール、ノーベルバール、プリミドン 併用によって抗痙攣作用、中枢神経抑制作用が強まる可能性があります。 |
CYP3A4阻害薬 |
ロズリートレク、レクシヴァ、レイアタッツ、ルリコン、ルボックス、ルコナック、ラベキュア、ラパリムス、ラニチジン、ミコナゾール硝酸塩、マインベース、ボリコナゾール、ホメピゾール、ボノサップ、フロリード、ブロモクリプチン、プロセキソール、プロジフ、プロイメンド、プレバイミス、フルボキサミンマレイン酸塩、フルコナゾール、ブリリンタ、プリジスタ、ブイフェンド、ビカルタミド、パピロック、バクシダール、パーロデル、ノルフロキサシン、ノフロ、ノクサフィル、ノービア、ノウリアスト、ネオーラル、ネイリン、ニゾラール、デプロメール、テネリア、ディアコミット、ダフクリア、タガメット、タオン、ジョサマイシン、ジョサマイ、シメチジン、ジフルカン、シクロスポリン、サンディミュン、ザンタック、ザーコリ、ケトコナゾール、クロトリマゾール、クラリスロマイシン、クラリス、クラリシッド、カレトラ、カソデックス、カイロック、オラビ、オラデオ、エンペシド、エリスロマイシン、エリスロシン、エクリラ、イメンド、イトリゾール、イトラコナゾール、アリミデックス、アプレピタント、アナストロゾール ゾピクロンの代謝が阻害されることで、効果が強まるおそれがあります。 |
服用できない方
- ・ゾピクロンまたはエスゾピクロンに対し過敏症の既往歴のある方
- ・重症筋無力症の方
- ・急性閉塞隅角緑内障の方
- ・肺性心、肺気腫、気管支喘息及び脳血管障害の急性期等で呼吸機能が高度に低下している方
副作用
重大な副作用
依存症、呼吸抑制、肝機能障害、精神症状、意識障害、一過性前向性健忘、もうろう状態、アナフィラキシー
その他の副作用
精神神経系 |
錯感覚、ふらつき、眠気、頭重、頭痛、不快感、めまい |
肝臓 |
AST(GOT)の上昇、ALT(GPT)の上昇、Al-Pの上昇 |
腎臓 |
蛋白尿、BUNの上昇 |
血液 |
白血球減少、ヘモグロビン減少、赤血球減少、血小板減少 |
消化器 |
消化不良、口中のにがみ、口渇、嘔気、食欲不振、口内不快感、胃部不快感等 |
過敏症 |
そう痒症、発疹 |
筋骨格 |
倦怠感、脱力感等の筋緊張低下症状 |
その他 |
転倒 |
保管方法
・高温多湿を避け、直射日光にあたらない場所で保管してください。
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