セラゼッタの効果
セラゼッタの有効成分であるデソゲストレルが体内のホルモンバランスに影響を与えます。
その結果、
・生理による排卵を抑制
・子宮内膜の肥厚を防ぎ着床を抑制
・子宮頚管の粘液の粘度を高め子宮内への精子の侵入を防止
といった変化が体にあらわれ、避妊します。
セラゼッタの服用方法
服用量
1日1錠を水かぬるま湯で服用します。
過剰に服用しても効果が高まるといったことはなく、副作用のリスクが高まるため厳禁です。
毎日継続して服用することで、避妊効果を発揮・維持することができるため飲み忘れないように継続して服用することが重要です。
タイミング
セラゼッタの服用を始めるタイミングは、生理初日です。
その後、1日1錠を毎日同じ時間に服用します。
万が一、服用を忘れてしまった場合は
・12時間未満の場合…
すぐに飲み忘れた分のセラゼッタを服用し、次回から通常通り服用を継続します。
・12時間以上の場合…
12時間以上経過している場合、すぐに1錠を服用し次の錠剤は通常通り服用します。
この場合、避妊効果が低下している恐れがあるため、1週間はコンドームなどの他の避妊法を併用する必要があります。
また、12時間以上経過後、飲み忘れに気づいた上で膣内射精などを行った場合は緊急避妊薬を用いて避妊することが必要になります。
また、セラゼッタを服用後、3~4時間以内に嘔吐や下痢をした場合、有効成分が十分に吸収されずに体外へ排出されてしまった可能性が出てきます。
その場合も、上記の飲み忘れた時と同様の方法で飲みなおす必要があります。
セラゼッタの注意点
アルコールの影響の有無
アルコールの影響はありません。
併用時の注意点(禁止薬や併用注意点)
併用禁忌
ありません。
併用注意
てんかん治療薬 |
プリミドン、フェニトイン、カルバマゼピン、オクスカルバゼピン、フェルバメート、トピラマート、フェノバルビタール 避妊効果が弱まり、不正出血などのリスクが高まります。 |
結核治療薬 |
リファンピシン、リファブチン 避妊効果が弱まり、不正出血などのリスクが高まります。 |
HIV感染症薬 |
リトナビル、ネルフィナビル、ネビラピン、エファビレンツ 避妊効果が弱まる可能性があります。 |
C型肝炎ウイルス感染治療薬 |
ボセプレビル、テラプレビル 避妊効果が弱まる可能性があります。 |
降圧剤 |
ボセンタン、ジルチアゼム 避妊効果が弱まり、不正出血などのリスクが高まります。 |
真菌感染症治療薬 |
ケトコナゾール、イトラコナゾール、フルコナゾール 血中濃度が高まることで副作用リスクが高くなるおそれがあります。 |
セントジョンズワート含有食品 |
避妊効果が弱まり、不正出血などのリスクが高まります。 |
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服用できない方
- ・デソゲストレルに過敏症の既往歴がある方
- ・血栓症がある方
- ・黄疸があったり、重度の肝疾患を患っていたり、患っている方
- ・乳がんの方
- ・膣からの不正出血がある方
副作用
重大な副作用
血栓症
その他の副作用
生殖器 |
不正出血、月経不順、無月経 |
精神・神経系 |
抑うつ、気分の変化、性欲低下 |
皮膚 |
ニキビ |
乳房 |
乳房痛、ハリ、 |
その他 |
頭痛、吐き気、体重増加 |
保管方法
・子供の誤飲を防止するため、高い場所で保管して下さい。
・高温多湿や直射日光を避けられる場所で保管してください。
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