ビダリスタCTの効果
EDの場合、ホスホジエステラーゼが性的な興奮を覚えてもcGMPよりも優位な状態となってしまうため、cGMPの増加よりも分解が勝ることで、正常な勃起ができなくなります。
有効成分であるタダラフィルがこのホスホジエステラーゼと呼ばれる酵素の働きを阻害します。
ホスホジエステラーゼはcGMPと呼ばれる勃起を促す物質を分解する酵素であり、酵素が持つ分解作用を抑制することで、正常な勃起を実現します。
ただし、ホスホジエステラーゼが優位となっている原因に対して直接改善するような効果とは違うため、EDの根本的な解決はできないという点には注意が必要です。
ビダリスタCTの服用方法
服用量
1日1回、1回あたり1錠を水やぬるま湯で服用します。
1日の服用上限は1回までとなっているため、2回以上の服用はお避け下さい。
また、服用間隔は24時間以上を開けるようにしてください。
タイミング
服用するタイミングは性交渉の1時間以上前となっています。
効果の実感には30分~3時間必要とされているため、十分に前もって服用するようにしてください。
また、効果の持続時間が24時間以上であるため、かなり前もって服用しても問題はありません。
ビダリスタCTの注意点
アルコールの影響の有無
アルコールの影響はありません。
併用時の注意点(禁止薬や併用注意点)
併用禁忌
硝酸剤及びNO供与剤 |
アイトロール、イソコロナール、シグマート、ニコランジル、ニトロール、ニトログリセリン、ニトロダーム、ニトロペン、バソレーター、フランドル、ミオコール、ミニトロ、ミリス、ミリスロール、メディトランス、亜硝酸アミル、一硝酸イソソルビド、硝酸イソソルビド 上記薬剤にも血管拡張作用があるため、過度に降圧作用が働く可能性があります。 |
sGC刺激剤 |
アデムパス 血圧が過度に低下するおそれがあります。 |
併用注意
HIVプロテアーゼ阻害剤 |
カレトラ、ノービア、プリジスタ、レイアタッツ、レクシヴァ タダラフィルの代謝が低下し副作用のリスクが高まるおそれがあります。 |
CYP3A4誘導剤 |
D・E・X、アーリーダ、アクトス、アストモリジン、アフタゾロン、アプレピタント、アメナリーフ、アレビアチン、イソミタール、イメンド、インテレンス、エリザス、オイラゾン、オルガドロン、カルバマゼピン、サンテゾーン、ジャドニュ、ストックリン、スンベプラ、ゼルボラフ、ソルコート、タフィンラー、タルグレチン、テイカゾン、デカドロン、デキサート、デキサメサゾン、デキサメタゾン、デキサメタゾンプロピオン酸エステル、テグレトール、デフェラシロクス、トラクリア、トランコロン、ノーベルバール、ノーモサング、ピオグリタゾン、ビジュアリン、ヒダントール、フェノバール、フェノバルビタール、プロイメンド、プロメタゾン、ボアラ、ホストイン、ボセンタン、ミコブティン、メサデルム、メサペイン、モディオダール、リファジン、リファンピシン、リフキシマ、リメタゾン、ルピアール、レナデックス、ワコビタール タダラフィルの代謝が強くなり、ビダリスタCTの効果が弱まるおそれがあります。 |
降圧剤 |
アムロジピン、アムロジン、エナラート、エナラプリル、エナラプリルマレイン酸塩、カンデサルタン、セリース、セロケン、ノルバスク、ブロプレス、メトプロロール酒石酸塩、レニベース、ロプレソール 血圧が下がりすぎるおそれがあります。 |
CYP3A4阻害剤 |
アナストロゾール、アプレピタント、アリミデックス、イトラコナゾール、イトリゾール、イメンド、エクリラ、エリスロシン、エリスロマイシン、エンペシド、オラデオ、オラビ、カイロック、カソデックス、カレトラ、クラリシッド、クラリス、クラリスロマイシン、クロトリマゾール、ケトコナゾール、ザーコリ、ザンタック、サンディミュン、シクロスポリン、ジフルカン、シメチジン、ジョサマイ、ジョサマイシン、タオン、タガメット、ダクルインザ、ダフクリア、ディアコミット、テネリア、デプロメール、ニゾラール、ネイリン、ネオーラル、ノウリアスト、ノービア、ノクサフィル、ノフロ、ノルフロキサシン、パーロデル、バクシダール、パドパリン、パピロック、ビカルタミド、ブイフェンド、プリジスタ、ブリリンタ、フルコナゾール、フルボキサミンマレイン酸塩、プレバイミス、プロイメンド、プロジフ、プロセキソール、ブロモクリプチン、ブロモクリプチンメシル酸塩、フロリード、ボノサップ、ホメピゾール、ボリコナゾール、マインベース、マリオットン、ミコナゾール硝酸塩、ラニチジン、ラパリムス、ラベキュア、ルコナック、ルボックス、ルリコン、レイアタッツ、レクシヴァ、ロズリートレク タダラフィルの代謝を阻害する効果があり、副作用のリスクが高まるおそれがあります。 |
カルペリチド |
ハンプ 降圧作用が増強されるおそれがあります。 |
α遮断薬 |
アーチスト、アロチノロール塩酸塩、イフェンプロジル酒石酸塩、ウインタミン、エブランチル、オーラップ、オランザピン、カルデナリン、カルベジロール、クエチアピン、クロザリル、クロルプロマジン塩酸塩、コントミン、サアミオン、シクレスト、ジプレキサ、シロドシン、セチプチリンマレイン酸塩、セロクエル、セロクラール、タムスロシン塩酸塩、テシプール、デタントール、テトラミド、ドキサゾシン、トランデート、ナフトピジル、ニセルゴリン、ハイトラシン、バソメット、ハルナール、パルナック、ビプレッソ、ヒルナミン、フリバス、ミニプレス、ミルタザピン、ユリーフ、ラベタロール塩酸塩、リスパダール、リスパダールコンスタ、リスペリドン、リフレックス、レギチーン、レボトミン、レボメプロマジン、レメロン、ローガン 失神などを伴う血圧の低下があったという報告があります。 |
服用できない方
- ・脳梗塞脳出血の既往歴が最近6ヵ月以内にある方
- ・重度の肝障害のある方
- ・網膜色素変性症患者の方
- ・心血管系障害によって性行為ができないと考えられる方
- ・コントロール不良の不整脈、 低血圧(血圧<90/50mmHg)の方
- ・硝酸剤又は一酸化窒素(NO)供与剤を服用している方
- ・sGC刺激剤を服用している方
- ・コントロール不良の高血圧(安静時血圧>170/100 mmHg)の方
- ・不安定狭心症のある患者又は性交中に狭心症を発現したことのある方
- ・タダラフィルに対し過敏症の既往歴のある方
- ・心筋梗塞の既往歴が最近3ヵ月以内にある方
副作用
重篤な副作用
スティーブンスジョンソン症候群、顔面浮腫、発疹、蕁麻疹、剥脱性皮膚炎
その他の副作用
皮膚 |
多汗症 |
腎臓 |
腎クレアチニン・クリアランス減少 |
呼吸器 |
呼吸困難、鼻出血 |
消化器 |
下痢、胃炎、消化不良、胃食道逆流性疾患、腹痛 |
泌尿・生殖器 |
持続勃起症、勃起増強、自発陰茎勃起、勃起の延長 |
感覚器 |
結膜充血、眼痛、霧視、眼瞼腫脹、視野欠損、非動脈炎性前部虚血性視神経症、網膜動脈閉塞、網膜静脈閉塞、突発性難聴 |
精神神経系 |
片頭痛、頭痛、浮動性めまい、脳卒中 |
循環器 |
心筋梗塞、胸痛、心突然死、動悸、ほてり、潮紅、失神、低血圧 |
筋骨格 |
背部痛、筋肉痛、四肢痛 |
その他 |
CK(CPK)上昇 |
保管方法
・直射日光や子供の手の届かない場所で保管してください。
・高温多湿が避けられる場所で保管してください。
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